日暮里駅

※地図は編集したものです。

 日暮里駅は1922年の日東電鉄開業とともに設置された、日東本線の中で最も古い駅の一つ。JR線や京成線などとの乗り換えが上野より便利なこともあって、終日混雑するターミナル駅だ。ホームは2面2線で、上下線のホームは別々となっている。帝北線は地上1階に発着し、コンコースは2階のホーム上空間の北西側に位置する。京成線コンコースはホームの中央を軸として反対側に位置し、両者は巨大な乗り換え改札で結ばれている。なお、帝北の利用者がこの乗り換え改札経由で京成の改札口から出ることや、その逆も可能である。

 

 

 長らく北東側から京成、帝北、JRという配置で全ホームが地上にあり、京成、帝北ともに1面2線であったが、両社ともに乗降客数の割にホームが狭いことが問題となっていた。この問題を解決すべく、京成本線の高架化工事が行われ、2009年10月に京成本線のホームが3階に移動、スカイライナー専用ホームを備えた3面2線のホームへと変貌を遂げた。空いたスペースで帝北線の上下ホーム分離工事ならびにその隣の常磐線のホーム拡幅工事が行われ、こちらは2013年10月に完成している。

 

 

 近くには帝北・京成共同出資で建造された商業高層ビル「ソラトビラ」があるほか、東京メトロ湾岸線の新日暮里駅が所在する。帝北のホームと地下道を通じてつながっており、地下鉄から帝北線のホームを経由し京成へと乗り換えることも可能である。始発・終電時間帯の帝北線と湾岸線の直通運転がない時間帯はこの地下道を通って乗り換えをする乗客も多数見られる。